先日読んだ松居直さんと中村桂子さんの対談、
「言葉の力と人間の力」に取り上げられていた本である。
読んだのは小学校以来かな。
その時は絵本だったと思うのだけれど、
昔みた光景と会話が蘇ってくるようだった。
福音館書店創業に参画された、
松居直さんは、
この本は特に高齢者に読んでもらいたいと言われる。
どんなふうに子どもたちと一緒に生きていけるか、
自分で年を取ったことが、
どれだけ豊かな体験か、
すばらしいことか。
あそこに出てくるおばあさんやおじいさん・・・
おじいさんは少々変わり者だけれど、
いかに誇り高く生きているかが解ります。
読んでいて、
涙で何度も中断した・・・
私の心はハイジだったりペーターだったり、
クララのおばあ様だったり、
ドクトルになったりもした。
文庫で340ページほどだから、
かなり読み応えがある。
1881年に出版された本だけど、
キリスト教の教えが随所に見られる。
第一次世界大戦、
第二次世界大戦と経てきている今、
キリスト教は家庭に置いて、
どの程度の規範として作用しているのかななんて思った。
涙涙で読んだ本。
時間を確保して一気に読むのがおすすめです。
以下ネット情報です。
マイエンフェルトは、
ヨハンナ・シュピリの不朽の名作、
『アルプスの少女ハイジ』の舞台となった村への拠点として知られており、
世界中から大勢の観光客がこの地を訪れています。
別の情報ですと、
このマイエンフェルトは標高500メートルで、
ヤギ飼いのペーターの家は843メートル。
ハイジのおじいさんの小屋は1110メートルの所にあるそうです。
自由に旅行できる日が来るといいですね。