臨床カウンセラーさんのブログで知った本。
松木邦裕著『耳の傾け方」
この本は、
専門家としての聴き方を学び身につけようとする人たち、
「こころの臨床家」に向けての専門書です。
青文字全て著者の言葉です。
こころの臨床家とは、
困難を抱える、あるいは心を病む患者にかかわる、
精神科医、心療内科医、小児科医、
ひとりの人として患者に接する看護士、
パーソナルな問題や課題を抱えたこころにかかわる心理職、
その人の生活環境を調整し支えるソーシャルワーカー。
アクティビティを通して支援する作業療法士、
様々な支援福祉施設で働く援助職、ケアワーカー、教師、
家裁調査官などの職業での、
こころへのかかわりに意欲的な人たちをさしてます。
「聴き方」を身に着けること、
その進歩には3年、5年、10年、20年といった歳月が必要。
本書のような書物だけで、
聴き方が身につけられるものではない。
だがひとつの地図のモデルをもって学ぶことは、
より効果的な学習をもたらす。
本書が貢献するところは僅かでしかない。
ただ臨床家としての向上を志す厳しい旅の途上には、
手書きの地図も役立つかもしれないと思います。
上掲の職業を目指している人、
または現在就いている方に読んでもらいたい本だと思った。
どさんこじいじさん、
本のご紹介ありがとうございました。
一朝一夕には身につかない「耳の傾け方」ですね。
根底には人間愛が・・・なんでしょうね。
土日コメント欄閉じてます。