田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

人生儀礼:光る君へ37回

2024年09月30日 | 趣味・本・テレビ他

前36回で、

彰子のお子の「50日のお祝い」がありましたが、

昭和時代でも子供を身籠る(みもごる)と、

一般家庭でも、

様々なお祝い事がありました。

 

まずは、

5か月目の戌(いぬ)の日に、

着帯(ちゃくたい)の儀式。

(イヌはお産が軽いからと聞いております)

 

流産してしまわないように、

岩田帯と言われる布(晒)をお腹に巻くのです。

戌の日の帯祝い、岩田帯セット 晒、補助腹帯、コルセット、鶴の赤晒の実用セット 日本製

(画像はAmazonよりお借りいたしました)

 

「帯祝い」とも言われてましたが、

今は腹巻仕様のもの?

何もしない?

 

お産は病院でしたので、

ドラマのようなお祓いはありませんでしたが(笑)

「安産お守り」を頂きました。

 

そして当時は婚家では産まず、

里帰りして出産という方が多かったのですが、

私は婚家にいたままでしたので、

甘えられず(涙涙)

 

子が生まれると、

ひと月で「お宮参り」があり、

100日目の「お食い初め」があり、

「節句祝い」に、

生後1年の「誕生祝い」もあり、

「七五三」に「入学祝い」もありました。

 

家族でお祝い事をするだけでなく、

他家へもお祝いに伺いましたが、

今は家族だけで、

簡略化されてるのでは?

 

現代と平安時代とは、

着るものも住まいも変わってはおりますが、

子供を身籠れば、

多くの家庭で似たような行事を、

なさったことでしょう。

 

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第37回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

嫉妬の心。

 

中宮彰子の母である倫子は、

彰子が、

藤式部の物語を一条天皇へのお土産にしたいと、

言われた時、

表情は少し変えたものの、

それは帝もお喜びでしょう

と、

大人の対応でした。

でも心の中には、

藤式部への複雑な嫉妬はあったでしょうね。

ずっと昔から、

殿のお心には誰かがおられる

と、

感づいてましたから、

相手が藤式部とわかれば心穏やかではないでしょう。

 

前回、

藤式部は道長さまとはどういうお仲なの

と、

藤式部にたずねた赤染衛門。

お方様だけは傷つけないでくださいね。

何もかもお見通しの赤染衛門。

こちらも大人の対応でした。

 

女房の宮の宣旨(みやのせんじ)は、

以前と違って、

随分表情が和らいできました。

彼女は醍醐天皇の曾孫かな。

彰子にお子がお生まれになられ、

そのことだけで嬉しいのか、

藤式部に対しての嫉妬の心はどこへ行ったのかな。

彼女の笑顔に和まされます。

 

昨夜は、

昔の冊子の作り方を、

興味深く見ておりました。

冊子づくりの場面では、

女房達の十二単の色合いに、

料紙には染紙あり、

金銀の砂子や切箔などのものもあって、

美しかったです。

中宮の彰子の衣装は、

ご本人のお好きな空色になりました。

そして藤式部の里帰り。

10才の賢子は複雑な気分でしょうね。

あちらの暮らしのほうが楽しいのでしょう。

と、

母にいう賢子の気持ちは、

寂しさと同時に、

子供であっても母への嫉妬があるのかな。

それにしても、

いつも父と娘の会話には胸を打たれます。

お前が幸せならば答えずともよい。

父親役の岸谷五朗さんはピッタリハマってます。

 

道長のお陰もあって、

従二位になった伊周は、

道長には感謝するどころか、

ず~っと嫉妬だらけだったかもしれません。

能力が高く見目好くの伊周が自尊心を、

もう少し抑えられていたら、

道長への恨みや嫉妬が少なくなり、

穏やかな人生になったかもしれないと思うのですが。

 

一方、

伊周の弟の隆家は、

道長にも信頼されていくと思います。

父親さえ健在ならば、

叔父である道長にお株を奪われることは、

無かったのですから、

こころ内には悔しさや嫉妬はあったと思いますけれど、

しっかり現実を見てますね。

やんちゃだけれど、

どこか心が美しい弟です。

 

明子の兄の、

源俊賢は醍醐天皇の孫であり、

父親は左遷の憂き目にあった境遇にも関わらず、

こちらも、

道長に誠実に仕えていくわけですから、

複雑な心を抑えて立派ですね。

それも裏腹にならず、

キチンと道長に寄り添っていく姿には、

爽やかさを感じます。

 

さて、

このお方は嫉妬心メラメラのお顔になられてます。

亡き中宮の定子の衣装に似てますね。

形見??

嫉妬とは、

① 自分より優れたものをねたみそねむこと。

②自分の愛する者の愛情が他に向くのをうらみ憎むこと。

(広辞苑より抜粋)

 

誰にもある?嫉妬ですが、

向上心につながるようなものだと良いかもですが、

過剰に、

相手に嫉妬して妬んでいるだけでは、

自分自身も苦しいし、

人生をダメにするかもなんて思うのですけどね。

 

ではまた来週。

(写真はNHKよりお借りいたしました)

 

コメント (14)
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