おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

ゲームに熱中する親

2007-03-11 23:56:24 | こどもの行事/こどもと遊ぶ
朝から雨ということもあり、“ダイヤモンドシティ”へ行く。

到着後、カミさんが「(長男の)謝恩会の服が買いたい」と言うので、二人の子守をすることになった。

初めに長男のリクエストに応じ“DS-Lite”のDemoコーナーへ。2ケ所あるが、どちらも子供が並んでいて、なかなか列が短くならない。仕方がないので、おもちゃ売り場に連れて行くことにした。

ここのおもちゃ売り場は、親にとっては“デンジャーゾーン”である。というのは、その隣に超充実したケームコーナーがあるからである。多少ものわかりのある長男はよいとして、問題は次男だ。あの誘惑に耐えることができるか?

幸いトミカのTVゲームのDemoが空いていたので、長男はそれをやり始めた。次男も横に立ち、その画面をカブリついて見ている。ちょっかいを出しそうだったので、声をかけてプラレールのディスプレーのところに連れて行った。気にいったらしく、しばらくはじっとそれを見ていた。

長男が戻ってきた。どうやら、後ろに並んでいた子供からのプレッシャーで、ゲームを交替したようだ。「クレーンゲームがやりたい」という。まあ、Demoやおもちゃを見るだけでは時間がつぶれないので行くことにした。

「一人一回ね」(自分もいれてか)と言い聞かせる。前回同様、チョロQの機械へ。クレーンで車をすくい棚に落とす、その棚が可動して押し出された車が穴に落ちるタイプである。1人目、次男0個。2人目長男、2個get!相変わらず勝負強い。3人目僕。長男の指導の元、2個get!うまい具合に2台ずつのお土産ができた。

「あれ、もう1回やれば取れるね」長男が言う。それは、棚にオモリが載っていて、それが落ちれば大きい車が手に入る仕組みになっている。そのオモリが、丁度棚の隅にきている。

しかし、これを落とすのは容易ではない。簡単そうに見えて、難しいのだ。何度も痛い目にあってある。チョロQのような軽いものですんなり落ちる訳がない。

「見ててみ、難しいから」未練たっぷりな長男を悟し、その行方を見た。

1人目の親子、子供にやらせるが全然落ちない。千円位使って諦めた。2人目の親子。場所キープは子供がするが、実演は親。500円位使っても落ちない。親は両替に。子供は場所取り。親が戻って来て、プレー再開。なかなか取れない、しびれをきらした子供はどっかへ行った。親は真剣だ。

結局、2千円近く使ってようやく手に入れたようだ。その時、子供は近くにいなかった…。その親は、白髪頭で僕より歳上であると思う。何故そんな大人が、子供を放っておいてまでクレーンゲームに熱中してしまうのか?子供が横で見ていて、親の威厳を示すのならわかるけど…。向かいにあるおもちゃ売り場で買えば、3台は買える金額を投資してまで、それをとる必要があったのだろうか?

「ね、結局3千円位使わないと、あの車はとれなかっただろ?」長男に言ってみた。でも、彼は「オレだったら、百円1枚で取っていたぜ」という顔をしていた。

コメント
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