山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

もう少し書いてみよう

2007年09月08日 13時18分55秒 | Weblog
少し足元がいいから、炎天散歩前に。Timeの追悼記事A Voice for the Agesを見たら、その気になった。CDカバ-の痩身のPrimo Tenorは手にしているハンカチもまだ小さい。このCDはトスティなどのイタリア古典歌曲集で歌唱力・技巧を問われるものばかりらしいが、なんなく歌ってしまっている。これは廃盤で指揮はサザ-ランドの夫ボニング。廃盤も赤坂のCDショップで目に付いて購入の73年録音もの。この2年前にイタリア歌劇団で初来日、歌を聴いた観客があまりの声で興奮して舞台に駆け上がったらしい。この時期はメトロポリタンデビュ-とも追悼記事にもあり、彼のこれはという優れた歌劇の録音は70年代に集中しているところからみても、歌えて歌えてしょうがなかったのか。90年代にマイクを前に10万人を集めたセントラルパ-クのコンサ-トの歌手と全く違う。やりたいがそんな柄じゃないからとCD録音だけだったのが76年にメトでアンドレア シニエを上演してしまっている。歌劇についての終りの吹き込み録音はパヴァが60歳の時のマノン レスコ-の筈。フレ-ニとやや声はひねているが、70年代のパヴァを聴いているようだ。
コメント (1)
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