山崎 喬

加賀生まれ(金澤)

秋のオペラ

2011年10月11日 20時27分25秒 | Weblog

手持ちオペラのCDとDVDではトロヴァト-レが多く、一番馴染みがある。今日の画像のオペラの柱のレオノーラ、ルーナ伯爵に指揮者が代役になった。配役予定をキャンセルの歌手達は原発汚染の日本に長逗留したくないからのようだ。3月から放射線問題の改善は進んでいないのが実情だから、認めざるを得ない。一幕の冒頭は伯爵の家臣フェルランドが警備の兵隊に伯爵家に起きた悲劇を語るのだが、不調で発声をやめて、演劇だけで歌は舞台脇の代役が歌うことになった。口パクは歴然、フェルランドは動き回って歌うが、声が違うところから聞こえる。指揮者が変わったためか、東京フィルハ-モニ-が指揮者と合っていない。指揮者は歌手に気をつかいすぎている。最終幕の始まりに指揮者にブ-イングが入った。心ないことだと思う。せめても、評価は全てが終わってからにしてほしい。ブ-イングの人は入場者全員を代表しているわけではないし、入場料を特段に払っている訳ではない。まして、原発汚染で来日音楽家が来なくなって、レベルの高い音楽が遠ざかっている時に残念だ。そうは言っても、今日の劇場には空席が目立つのは不評のためだろうか。上の階を高校生の大団体がいなければ、厳しい観客数だ。その昔、NYのオ-ケストラがアセアン諸国に日系自動車会社のメセナコンサ-トで巡業をしたのを2年ほど手伝ったことがある。取扱いで難しいのは楽器輸送より気難しい音楽家達だった。ライブはCDやDVDでないから難しいものだ。馴染トロヴァト-レのメイン4人のアリアは、劇中どうしても超一流の歌手の声を思い出して聴き比べてしまう。マンリ-コならコレッリのCDパヴァロッティ(メトの映像)など。ルーナ伯爵はヴァスティア-ニ

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