梅を観ながら大山湯豆腐で熱燗の夢は早くから天気予報で打ち砕かれていたが、霧雨なら決行ということで伊勢原駅に十時前に集合した。家を出るときは陽が射していたが、 道が坂道になり始めた1時間後は、山の氷雨で悲惨な状態になり始めた。大山ケ-ブル駅までの行程は2時間半弱の16000歩だった。雨は山に向かうにつれて、坂道の勾配とともにはきつくなり、旧街道をまたぐ神社鳥居を通り過ぎてからの1時間は更に雨と勾配が一段と厳しくなった。麓では旧家と太田道灌の墓に出会ったのは思わぬ収穫でもあった。旧家見学は、臨時休業でタダで白梅を見ることができたが、まだ4分咲きといったところだった。神社は画像のとおり霧と雨と覆われていて、寒さも加わり、いそいそと参拝で終わりにした。参拝前はずぶ濡れだったので、ケ-ブル手前の茶屋街入口の土産物屋のオバサンにコ-トを預けて、ジャンパ-とタオルを借りた。参拝後の昼食は1時半過ぎで茶店街での豆腐料理(湯豆腐に変わり豆腐や田楽で、これといった変哲もないもの)とお銚子3本でうつつを抜かしていたら、3時半。雨のためか、周りの店が全て閉まっていて、あわててコ-トを預けた土産物屋に戻った。店は半開きで待っていてくれていた。ここでお銚子5本をやってしまった。各自お銚子計8本!!帰りの伊勢原行のバスは20分おきの運行だが、ついついお銚子を頼むときに、もう1本あとのバスでと言いながら。呑み助の悪い癖が出てしまった。夕暮れの階段では、酔っぱらってスッテンコロリのオヤジがも出る始末は、想い出つくりの最後の締めなのか。オバサンの店で土産物を買ってくれた同行のオヤジ達にここで感謝をしたい。
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