大山詣での徒歩旅一行組は、おまけの参拝の旅、甲斐の信玄詣を決行した。甲府に着くなり真っ先に館跡、武田神社へ参拝。駅北口から緩やかな坂道を上がっていくと神社に行き着く。当日の真夏日近い天候は汗ばんだが、途中の住宅街の藤がやけに目に入る。遠く山々に目を移すと桜が楽しめる。さすがに館跡は城といえるものだった。館跡は信玄公墓へ行ったが、神社に比較して寂しいものだった。甲府へ降り立ったのは１５年ほど前になる。街の様相はすっかり変わったように思える。駅北口では新しく建造された銅板の火の見やぐら、南口から新装なった舞鶴城も上ってみたが、情緒のない味気のないものだった。どう見ても、観光へのお金が箱モノへつぎ込まれているような気がした。これでは心和むものがなiい駅付近は閑散とした百貨店とシャッタ－通りが一層深刻化するだろう。土産に印伝の折り畳み財布を買った。お泊りの温泉宿の露天２つはなかなか良かった。ボルド－タイプの地元ワイン１本を酒造元で買ったが、背中の荷物が一挙に疲労とともに重く感じた。今度は特急でなく普通電車で諏訪湖、諏訪大社参拝あたりだろうか。
