昨日14日は国会前集会デモのピ-クと思いつつ、電車でスマホで国会論戦を見てた。大野元裕議員の質問で自衛隊員の海外派遣での隊員の保全は、法律の後回しだった。所用を終えて、夜の帳が降りる前に国会前に行った。ご老体を押してやってきている人たちが、ズラリ既に座っている。早い到着だから、狭い道路でおしくらまんじゅうにならない前方公園よりの道路に陣取りした。あっという間に、サラリ-マン、奥さん達で、道路が埋まっていく。道路には機動隊の車列が楯になり、路上が一層狭く、弱者には厳しい。「道路を開けろ」との声が大きくなった。増えていく人数圧力で、ついに国会正面道路が解放された。「戦争法案、ただち廃案」、「アベは、ヤメロ」など声が激しくあがった。帰宅の電車で顧みた。そして埴谷雄高の一節「スロ-ガンを与えよ。この獣は、さながら、自分でその思想を考えつめたかのごとく、そのスロ-ガンをかついで歩いてゆく」を思い出す。周囲のみなさんと一緒に何でも叫んだ声に、自分のものはあったのだろうかと顧みた。国民が躊躇し、政治家が国民の命の責任の覚悟が見えない、理念なき憲法違反の戦争法案。やってきたことの繰り返しが、このままでは70年ぶりに始まってしまう。
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