今日観たが。僅かな金額差だったからA席にすれば、満足度が高かったかも。隣の兄ちゃんは隠しカメラを終わりにやり始めた。後ろは未だ不慣れな声の「グラディ」や「ヴラヴォ-」の大声連発。タイミングも合わないし、声も通らない。やるにゃ練習してこ-いて感じ。この状況じゃ本来なら白けるも、グレキ-ナの鳴る透明度の高い美声にサヴァタ-ジュやらなかったク-ラも力は出し切ってないが、しかっりやったので満足。 いずれは、記念に今年1月同公演の写真のDVDを買おう。HMVは他抱き合わせなら4千円、AMAZON/JPは5千円。調べればまだ安値あるかも。抱き合わせは新盤のマスネ/ウエルテルがいいかも。
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B席でも意外に見やすい席で双眼鏡持参で堪能しした。
何と言っても演出がシンプルで良い。
フランス革命のドロドロした裏側を抉(えぐ)り出すなんて位ならまだ良いけどそれを反戦主張に置き換えたりは意味不明で見るほうにとっては余計なお世話の考えすぎ。
最近の新国はこの手合いの演出が多いがとても鬱陶しい。
今回は革命は感じさせるがそこに焦点を当てるのは控えめにしてシェニエとマッダレーナの純粋な愛とその昇華をするさまを描くことに普請したように思える。
シェニエ役のクーラはやはりマッチョだからカバレリアのトウリッドウは良いにしても品のある高潔な詩人役は向かないようだ。
カバレリアであれだけ堂々と演技したのに今回は未だに戸惑っているような印象さえ受けた。
肝心のジェラール役は評判が良いとのことだったが歌はさえないし声も伸びないので期待はずれだったが慣れない日本公演で調子を崩したのかもしれない。精彩も切れもなかった。
マッダレーナ役のグレギーナは演技もスムーズで気合充分でマンマ・モルテの場面では歌い方に新味も試みるなどできも良かったし最高だった。
マデロンもベルシもパッとしなかったのでこの公演はグレギーナで持っていたと感じたなあ。
ブラボー大連発のグループがいたけど主催者の回し者か歌手の親戚だろう。
大方は惜しみの無い拍手は送ってはいたがブラボー連発とまではいかない控えめな拍手だった。
それでも久し振りに興奮させられたのはグレギーナのオーラに加えてボローニャのオケのふくよかな柔らかい音だったろうと思う。
なんともオペの歌手の舞台進行の邪魔にならない、変に音楽が主張しない滑らかで聞き心地抜群だった。
専門的なことは全く分からないが、指揮も良いのだろうがボローニャの実力なんだろう。
とにかく清水舞台を飛び降りてみて正解だった。
やはり世界の一流は良いなあ。
さて、これも清水で、21日はメトの「ワルキューレ」だ。
良し悪しは別でドミンゴお別れオペラだから
懐ハタイテも借金しても行かずばなるまい。