エフゲニー・オーネギンはプーシキンの小説。チャイコフスキーがオペラにした作品は本日は小澤征爾が上野で指揮したが、この演出での公演が来年ウィーンであるという。日本が先行公演という。三幕フィナーレは、写真の文化会館横入口の人形のシーンとなっていた。恋を告白して見向きもされかった乙女が人妻になり、振ったオ-ネギンが今度は追い掛け、振り切られるからみ。ところで、映像を見ていく限り、ウィーンの最近のオペラは時代衣装でなく、現代の服装で出演者がでてくる。これもその類いになのか。何かもの足りないは、自分だけだろうか。オーケストラは臨時編成の東京オペラの森管絃楽団だが、先日の新国立劇場の東フィルと音が違い過ぎるのはなぜか。指揮者も一因になっているのは確かだろうが、演奏者の・・・・・。
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新国のエレクトラは演出にはかなりお金がかかっているようでとても楽しめたのでこれならわざわざ小澤のを観る必要は無いだろうと思っていた。
ところが♪仲間が一緒に行こうということで大枚はたいて前から二列目中央の席かなんかを購入。あまり期待せずに見たのだが…小澤の指揮するオケは、そうブログ主の感想と同じで新国のそれとは似て非なる音だったのだ。
舞台も簡素だったが歌手の生き生きとした歌唱にはこれまた驚かされたものだ。
それ以降はタンホイザーだったが、あのタンホイザーを観ていたので新国のオープニングのタンホイザーには物足りなさを感じた。
小澤の指揮やオケの違いは明らかだと思うが、それだけではない何か情熱のようなものがあるのではないかって感じる。言い換えるとみんなが集まって作り上げる喜びと言うか…。
今年のオネーギンも舞台や演出は気に入らなかったがオケも歌手もどうも生き生きとして見えたは例年に変わりなかった。