誘いがあって、新国立劇場で公演の「魔弾の射手」へ。劇場2Fレストラン マエストロのパスタランチは1,300円とは思えない。このオペラの予備知識はなく、前日あらすじだけ記憶して観賞に。全く知らないでオペラに臨むのは初めて。オペラは2時から開演は休憩は25分で5時まで。2階前席は歌手の顔がバッチリ見えてドーランもクッキリ。1幕~2幕で1時間40分はさすがにお尻が痛くなる。しかし長丁場の演奏にもかかわらず安定した歌手達の歌唱力に舌を巻く。ドイツ州立歌劇場あたりから飛び立つレベルだろうが、恐れいりましたという感じだ。若手ワグナー歌手達だろう。物語の筋はお誘いの方曰く、紙芝居と。同感。休憩時間に劇場中庭から隣接のオペラシティを携帯で撮影。
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新国に出演した後にブレイクしてもう出演料も高騰のため日本には呼べない歌手も多く排出している。当の前監督も日本人はむやみに金を出しすぎるので安く呼べるはずの歌手のギャラが上がって困ると言っていた。この趣旨のことは前監督から直接聞いたので間違いのない話だ。
そういえば3月のアイーダ公演は二億円の赤字とか聞いた(これは事情通からで劇場関係者から直接聞いたのではない)が歌手というよりも大規模なオペラだから費用がかかったと言うことのようだ。
アイーダはとても堪能させてもらったし評判も良かったが、しかし、新国には文部省から税金も補助しているので金の使い方には十分に配慮して欲しいものだ。
オペラが衰退しても良いとは思っていないが、良いもの&評判だから金を掛けてよいという発想では困る。
おまけに新国の職員には天下りもいるしホワイエでは元高級役人が闊歩する姿も時々見受けられる。まさか旧国鉄のようにフリーパスを発行なんてしていないだろうなあと疑いたくなることもある。
そろそろ新国の経理内容&監査内容も新国自らがHPなどに公開すべきときがきているだろう。透明性をたかめ自らを律する体制の下で日本オペラの向上に邁進するのであれば、不肖浪人も賛助会員位に参加するのは吝かではない。
少ない予算でブレイク寸前の歌手を見出して出演させ、新国のレベルを飛躍的に向上さたら…前監督の意志も継いで欲しいものだ。