株価高騰に伴いマス-コミではお薦め商品を紹介している。したければすればいいとおもう。しかしバブル崩壊を見るまでもなくバブル現象というものはその最中から急激な格差社会を生み出すのが常だ。
そこで夜間のうちにこのエントリを上げておいた。
Blog21(ささやかな読書)・罪人たちの四十年 - 白鑞金’s 湖庵 アルコール・薬物依存/慢性うつ病
昨日、買い物ついでにスーパーに入る書店で「群像」四月号を買ってきた。三月号にはほとんど触れる時間が取れないまま母の介護に追われる日が続いた。自転車をこぎながらひ...
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学内で女子学生をオルグするために強姦を手段に用いる方法の横行。その被害女子学生の中の何人かが、より一層多くの被害者が増えていくのを黙って待ち、被害者が出たところでおもむろに被害学生に近づき話しかけ仲間に引き入れる呆れ返ったオルグ手法。知力にはあまり自信はないが体力には自信のある大学生が思いつきそうないかにも安易安直かつ乱暴この上ない横着ぶりだった。
しかし今になって当時の件に再び触れざるを得なくなったのは、言うまでもなく、今度やってきた日本のマス-コミだけが騒いで見せているバブルが引き起こすさらなる社会的格差の底辺層に編入されつつある人々が、かつての加害者の自宅や職場へ突然乗り込みあらんかぎりの事実をぶちまける破壊衝動に突き動かされる空気が急速に漂いはじめたことによる。
一九八〇年代の大学キャンパスで大いに流行った「言った者勝ち/やった者勝ち」の強姦主義者の中には今まさに就職を間近に控えた子どもを持つ親はもちろんのこと、大企業の中で昇進を控えた子どもを持つ連中がわんさといる。孫さえいる世帯も増えてきた。学内レイプ被害者の中で貧困格差にあえぐ人々(圧倒的に女性が多い)が、ともすれば精神的な我慢の限界に達してしまい、全国各地で、知る限りでは少なくとも関西圏で、忌まわしい記憶として留まったまま離れない事実を加害者の家族(親兄弟、子、孫)あるいは職場の真ん中でぶちまける動き。それを個人的で単独的な力で止めることはできないし止めるつもりもない。どこからどう見ても加害者としか考えられない人間が裁かれるのを阻止するつもりは毛頭ない。
ある日いきなり自宅のドアがぶち破られ、子でも孫でも構わないが見つけ次第、「お前の父、あるいは祖父は連続強姦者だ。被害者は私たちだ。お前たちは強姦者の血を受け継ぐ差別者の子であり消すに消せない犯罪歴を持つ孫だ」と証人を引き連れて玄関に押し寄せられたりしたらどうする。
しかしかつて在籍した大学で加害者側とたいへん懇意にしていた大手マス-コミ記者が、加害者側の主張を鵜呑みにしていたとしても、検証し直すことは可能である。性別を問わず上回生に誘導されるがまま結果的に輪姦され主張の合わない社会活動に引きずり回されぼろ切れのように捨て去られた女性たち。そんなかれらが自分たちを思うがままに引きずり回して団体幹部を気取っていた上回生らをただで許すだろうか。
手を打つつもりがあるのならマス-コミは長いあいだ惰性で付き合ってきた連中とマス-コミ自身の怠慢さを正直にオープンにするべきだろう。さらに不可解なことになぜ今なお過去の悲惨この上ない女性差別を犠牲にして成り立っていた八〇年代学内学生運動について、そんな不都合な事実はひとつもなかったかのようにこっそり遠ざかろうとしているのだろう。