一昨日の正午に別邸を出発して、昨夜遅くまでの1日半、仙台に遠征してきました。
目的は、もちろん、「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」の仙台 2 days。
昨年11月26日に予定されていた盛岡公演と、一日おいて、仙台 2 daysのチケットをgetして、この3公演をハシゴするつもりだったのが、コロナ禍のせいで延期
され、ようやくこの日にたどり着きました。
もともとは、土日に開催されるはずだった仙台 2 daysが、平日の木金に振り替えられて、困ってしまった人たちが多かったはずなんですが、それでも知り合い
がいたという…
まずは、例によって、2日間の旅程から。
【初日:6月3日(木)】
別邸⇒最寄りのバス停
⇒路線バス
⇒秋田駅⇒新幹線
⇒仙台駅⇒徒歩
⇒ホテル
⇒徒歩
⇒仙台サンプラザホール(MISIA星空のライヴ)
⇒徒歩
⇒ホテル
【2日目:6月4日(金)】
ホテル⇒徒歩
⇒仙台駅⇒地下鉄東西線
⇒国際センター駅⇒徒歩
⇒仙台市博物館
(仙台市博物館開館60周年記念祭「たっぷり わくわく 名品尽し」
)⇒徒歩
⇒国際センター駅⇒地下鉄東西線
⇒仙台駅
⇒東北本線
⇒国府多賀城駅⇒東北歴史博物館
(デンマーク・デザイン展)⇒東北本線
⇒仙台駅⇒マチナカぶらぶら歩き
⇒あおば通駅⇒仙石線
⇒榴ヶ岡駅⇒仙台サンプラザホール(MISIA星空のライヴ)
⇒徒歩(速歩
)⇒仙台駅⇒新幹線
⇒秋田駅⇒羽越本線
⇒別邸最寄り駅⇒徒歩
⇒別邸
2日目は、朝から天気予報どおり風雨が強く
、東北本線
で遅延が発生するなど、旅行にはそぐわない天候になりましたが、それでもなんとか観光めいたことはできたし、なによりも、MISIAは両日とも(ここ数年ずっとだけど
)素晴らしかった
おかげで、1日半ぶりに別邸に帰ってきたときは、何日も出かけていたような気分になったくらい、濃密な遠征になりました。
ところで、出発の前日視たNHK「花子とアン」(再放送)で関東大震災が発生して、出発当日朝のNHK「おかえりモネ」では、主人公のモネが仙台のジャズ喫茶で2011年3月11日 2:46PMを迎えるという怒濤の展開になっていました。
そして、私がよりによって仙台のホテルで視ていた昨日の「おかえりモネ」では、モネが強烈なひとことを発しました。
音楽なんて、何の役にも立たないよ。
東日本大震災のあと、鎮魂という意味に加えていろいろバタバタもあったことで、被災地はもとより、日本中が喪に服するというか、エンタテインメントを忌避する空気がありましたっけ…。
ましてやモネの場合、震災直後からしばらく島に戻れず、その間、友人たちや妹が被災者たちのサポートに汗を流していたという負い目と無力感があるし、まだ高1の若さだし、震災から半年も経っていないし、やむを得ないひとことだったと思います。
確かに、音楽やアートなどエンターテインメントは、衣食住という面では何の役にも立ちません。
一方、飲食店すら新型コロナウイルス感染症蔓延の元凶
とされる現在のコロナ禍でも、エンターテインメントは不要不急かつ、人流を引き起こす厄介者と捉えられがちです。
でも、でも…。
コロナ禍で人々が鬱々としている今みたいなときこそ、エンターテインメントが必要でしょう。
MISIAがしばしば口にする「音楽は心のビタミン」、ホントにそうだよなぁと思います。
全身に振動として伝わってくる生の音、歓声はないけれど場内に響き渡る拍手、そして、なによりも、全身をつつみ込み体の奥底まで染み込んでくるようなMISIAの歌声…
このご時世、「無観客の配信」という手段もあるでしょうけれど、聴く側にとっても、出演者にとっても、「有観客」でしか伝わらないものがあります。
去年のNHK「ライブ・エール」で「あなたにスマイル:)」を歌い終えた直後に見せたMISIAの憂い顔
と、ライヴでのMISIAの満面の笑み
の違いたるや
です。
私の次の「MISIA星空のライヴ ACROSS THE UNIVERSE」は、今月末の熊本公演。こちらも楽しみです。修復なった熊本城天守にも登城する予定ですし。
きのうの仙台市博物館と東北歴史博物館を見物したお話は別の記事にします。