今日は病気のことを長々と書いてます。
興味のない方はスルーしてください。
2007年9月11日
ドナーの方からの無償の愛で
骨髄を提供していただき
移植によって
私の人生がカウントアップに変わった日です。
セカンドバースデーと言います。
(今日、16歳になりました^_−☆)
2007年1月に私に下された診断は
急性リンパ性白血病ph+ (ALLph+)
化学療法のみでは治療成績が悪く
骨髄移植しか治る方法がないと言われました。
慢性骨髄性白血病の治療薬として確立していた
「グリベック」という経口分子標的薬が
ちょうど翌2月からALLph+にも
保険適用が可能ということになり
[化学療法+グリベック+骨髄移植]
という治療法が決まりました。
当時、まだ始まったばかりの新しい治療法なので
治療実績もなく
私は「先駆者」としての患者になりました。
最初6錠を飲んでいたのですが
強い副作用があり
飲むたびに吐いてしまう・・・
薬がどれほど効いていたのか
全く未知の状態のまま
骨髄移植の日を迎えてしまいました。
「骨髄移植が唯一の治癒方法」
と言われていたので
移植が無事に終わった時には
人生の時計がまた動き出した喜びで
いっぱいでした。
ところが、やはり治療実績がないことや
私の体の中にまた微量に残っているかもしれない
細胞の恐れから
「移植後もグリベックは念の為に飲み続けましょう。一生です。」
と言われた時には
「うそつき」
そんな気持ちにすらなりました。
💊 💊 💊 💊 💊
移植後は4錠ですが
(これは慢性骨髄性白血病の治療と同じ量)
いろいろ副作用が出てきて
一番厄介なのは骨髄抑制です。
白血球、赤血球、血小板といういわゆる血球が
輸血ギリギリのラインまで下がってしまい
3錠に減薬となりました。
まだまだ、辛い副作用はありましたが
「2錠に減らすのは飲まないのと同じ事」
「飲めるのであれば、がんばって飲んで」
と言われていたので、減薬は3錠でストップ。
なにしろ症例数が少なすぎて
わからないのです![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/dc/deco~otomedojo~2869.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/dc/deco~otomedojo~2869.gif)
でも、体の筋肉がこわばって
あちこち攣ったり、結膜下出血などが続き
生活にも支障が出てきて
引きこもりや、うつや、不眠、体重減少と辛い時
新しく変わった主治医に2錠にしてみたいと
申し出ました。
「新しい検査法でさらに精度の高い検査が
可能になりますから、やってみましょう」
と前向きに減薬を後押ししてくださいました。
先生も判断がむずかしいところだったでしょう。
さらに
この1年で徐々に2錠から1錠に減らしてきました。
ずいぶん副作用が楽になったということは
同時に薬の効果も減ったわけで
そのさじ加減も未知数
「再発」という2文字からは逃れられません。
確かなことは
私の人生、カウントダウンから
カウントアップになったあの時点から
毎日、生存記録を更新してきたということ。(5282日目)
症例は作ることができました。
ドナーさん由来の細胞に![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/dc/deco~otomedojo~3232.gif)
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感謝して・・・お礼を言って・・・
私もなるべくストレスをかけないように
大事にしてあげたいと思っています。
(いただいた細胞を)
個人的な備忘録としての記録ですのに
最後まで読んで下さり
ありがとうございました🙇♀️
あなたの人生が
素晴らしいものになりますように![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/dc/deco~otomedojo~3232.gif)
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