(上)帰路蒲原 1991年 27×38㎝
(上)翔びてゆく 1998年 12×26㎝
(上右) 漠 1990年 16.2×18.4㎝
(上)2003年10月22~26日 新潟県新発田市中央町 萬盛社で個展を開催した時の案内葉書から
※萬盛社は現在、閉店しています。 〇上記の案内状には「ごあいさつ・蒲原の地に生を享けた一人といたしまして、このたび萬盛社ホールでは5回目の個展を企画いたしました。これまでの孔版画を中心に、私の生のを支えてくれました創作文字、また短歌と絵のかかわりなどの作品、賀状や書票も含めて、楽しみのある展示を準備いたしました。あえて作品展とした所以であります。お運びいただけれますれば幸いに存じます。 展示予定作品ー1.ペーパースクリーン版画 2.短歌と版の絵(黒艶刷り) 3.わたくしの川(謄写版刷り) 4.シリーズより(謄写版刷り) 5.年賀状(自作)48点 6.書票28点 7.台本表紙タイトル24点 8.ロゴタイプ7点」
1999年1月10日発行(日貿出版社 B5 2,700円+税 135P)「和紙孔版画のすすめー技の温もりが生きる風景 著・本間吉郎」は発行されています。 本間さんは新発田市・加治川中学校の校歌を作詞されています。 2003年現在、本間さんはオリジナル手創作制作刊行ー13冊。 1974年、孔版画初個展と手創本<深きその藍>刊(銀座・養清堂画廊)。文化出版局季刊「銀花」第109号に「遠回りしながら・・キチローさんの孔版の世界」特集19ページ 1997年」
2003年(平成15年)10月23日付の新潟日報の記事から「北蒲原郡加治川村出身の歌人で孔版画家の本間吉郎さん(69歳)=東京都在住=の個展が22日、新発田市のギャラリーで始まった。今回展示されているのは、はさ木の並ぶ蒲原平野など32点と、自作短歌を孔版画でつづった作品40点。40年余の創作活動で作った作品はおよそ700点。個展は25回目。新発田市での個展開催は6回目になる。新発田高校を卒業。新潟大学を卒業後、新潟で中学教師になったが、<なんとも わき出すものがあって>2年で辞め、歌人をめざして上京。同郷の歌人、宮柊二さんに師事しつつ、生活のため職業訓練校の謄写印刷科に入学。そこで生涯の師、創作孔版画家の若山八十氏さんと出会う。それまで印刷の一技術だった孔版を芸術表現として用いた若山さんの作品にほれ込んだ。映画台本の表紙やカルチャースクールなどの仕事もしたが、余った時間はすべて創作に充てた。創作活動を<本当に心を満たす唯一のもの>として、自分の表現のためだけにひたすら作品を作り続けた。今後は<これまでやってきた孔版画と短歌を合体させた大作を作りたい>と語る」 この時の個展に私は行き、本間さんと会い話ました。本間さんは映画台本の表紙だけでなく、セリフもガリ版で書いていました。個展会場には加山雄三主演の若大将シリーズの台本も展示されており、ガリ版印刷の台本は本間さんの手で書かれ印刷されていました。映画業界にも名前が知られていたようです。この時、本間さんは69歳。現在は88歳でしょうか。
2022年12月1日発行(阿部出版 A4 変形判 2,000円+税 180P)「版画芸術198号 日本のシルクスクリーン150年 2022年冬号」に、掲載作家として、本間吉郎さんの名前があります。
下記は、過去に本間さんから頂いた年賀状です。
(上左)2004年に本間吉郎さんから頂いた年賀状 (上右)2005年の本間吉郎さんの年賀状
(上)2004年に本間さんから頂いた年賀状の表。個展の御礼状が書かれています。
(上) みのり 1985年 16×18㎝(絵の一部)
(上左)2006年に頂いた年賀状 (上右)2007年に本間さんから頂いた年賀状
(上)2008年元旦、本間吉郎さんから頂いた年賀状の表面と裏免
(上)2009年元旦 本間さんから頂いた年賀状の表面と裏面
(上) 蒲原夢幻 1990年 197×30.5㎝
(上)2010年元旦 本間さんから頂いた年賀状の表面と裏面
(上)2012年元旦 本間さんから頂いた年賀状の表面と裏面
(上)2015年元旦に本間さんから頂いた年賀状の表面と裏面
(上)蒲原夜響 1990年 19×30.5㎝