← 町内会の回覧板に入っていました
(上と下)去年の3月に続いて「阿賀野市 空き家セミナー 第2弾」が、2025年3月17日 阿賀野市の水原保険センターで開催されます。
講師の武田真さんは、阿賀野市役所本所の道路向かいにある武田不動産の社長さん。当日は「高齢者の資産管理について」講演されます。私は以前、武田さんとお話をしたことが有ります。お客にこの古家を売って欲しいと依頼されるけれど、実際に見に行くと古家の住宅の内部は不用品が山積み、敷地は草だらけ。売るための商品です。買う人の立場で考えると、これでは購入意欲が無くなります。せめて不用品の処分と除草は必要。お話を聞いていると最もだと思います。楽して儲ける方法は無い・・と私は考えます。セミナー当日、実際の詳しいお話が聞けることを期待します。
定員150名というのは、市の駐車場の数から?
(上)のチラシは、阿賀野市からの回覧板を撮影。私は記載の二次元コードから申込しましたが、このネット記事では読み込みできなので直接、電話で申し込んでください。電話0250-61ー2480 建設課 都市計画建築係へ 定員150名、事前申し込みが必要です。
セミナー当日の第2部は「司法書士・建築士・社会福祉士」もパネリストとして参加されるようです。具体的な話や対処方法が聞けることを期待します。もちろん、各家により条件が違うでしょうが、参考になる意見や方法が聞けるかも。講師のみなさんも大変でしょうが、期待して参加したいです。社会福祉士とは、阿賀野市社会福祉協議会の人。普段聞けない大事な話が聞けるかも。貴重な講演だと考えます。
(下)去年3月に開催された阿賀野市の「空き家セミナー 第1回」で貰った資料の一部。100名以上が参加した記憶があります。
この時の説明では、令和4年度(2023年3月末)では、阿賀野市の空家は587軒。内訳は老朽危険空家が63軒。管理不全空家が431軒。適正管理空家が93軒。つまり、問題ある空き家は494軒。令和7年(2025年)1月17日発行の(あがの市議会だより)「2024年9月、12月定例会合併号」では2024年3月末の阿賀野市の空き家は617軒。1年間で30軒空き家が増加。管理不全の空き家は516軒で、1年間で22軒増加と報告されています。
去年2024年3月の空き家セミナーの講演は、阿賀野市岡山町に事務所のある大渕司法書士が講演されました。仕事である相続登記の話はもちろん、色々な相続に関する話題を講演されました。話の内容を一部紹介すると → 空き家発生の要因は、高齢夫婦のみの世帯・夫婦の1人が施設に入居、又は亡くなる・・残された方は、1人暮らしになる。あるいは、遠方の子供さんと一緒に住む → 空き家が発生する。 県や市に空き家を寄付したいと申し出ても受け取らない。国が不動産を引き取る法律が施行された「相続土地国庫帰属法(2023年4月27日から)」。但し、「相続した土地」で「更地」の「条件を満たして」かつ「10年分の管理費を国に納めた」場合のみ。つまり、土地に家などの建物が建っていてはダメ。樹木があってもダメ。抵当権有りはダメ。隣地との境界がハッキリしていること。国に納める管理費(負担金)も一つの宅地ごとに20万円(面積関係なく)。但し、市街地は計算方法によっては200㎡(60坪)で約80万円とか。国に寄付の審査申請すると1筆で1.4万円が必要。熊などが出没する土地は受とらない可能性がある。田や畑は面積に関わらず1筆(1箇所?)20万円の負担金。但し条件により違いがある。1筆1.4万円納めて審査申請して、国が受け取らなくても審査申請の1筆1.4万円は返金されないなど、実際は国が受け取る土地は少数とか「ネット検索して確認してください」。 2024年4月から相続登記が義務化され、放置すると過料が科される可能性がある。など、私が講演を聴いてメモした内容です。多少、間違ってメモしたかもしれませんが、国に不動産を貰ってもらう方法は期待しない方が無難かも。国に寄付するつもりで住宅を取壊し。その後に審査申請したら「受け取らない」との返事。この場合、住宅の取壊し高額費用が無駄になり、相続人の生活を圧迫。単純に取り壊したら国が受け取ってくれる・・とは考えない方が良いと思います。じゃあ、どうする? この答えが分からないので、全国で空き家が増加していると考えます。 空き家を処分する方法の一つが、阿賀野市が運営している「空き家・空き地バンク制度」。資料の一部を(下)に投稿。詳しくは阿賀野市役所のホームページか建設課の担当者に聞いてください。市役所のホームページに載せてもらうのは無料だそうです。2025年2月18日現在、空き家が9軒。空き地が14件登録されています。ネット検索してご覧ください。
空き家バンクの一部を紹介
第1回目の阿賀野市空き家セミナーに参加した時に貰った冊子(下)。新潟県土木部都市局都市政策課が作成しました。
処分偏7ページ。活用編7ページ。裏表両面計14ページの冊子です。この冊子には「遺言書・生前贈与・認知症・任意後見・民事信託・法定後見(成年後見)・相続税などの文字が出てきます。参考になります。 変形A4版です。
(下)2024年に阿賀野市が作成した「阿賀野市 空き家の手引き」 A4版20ページ。解体業者名など空き家対策に必要な業者名も記載されています。空き家対策の参考になると思います。私は先日、阿賀野市役所本所で入手しました。去年と同じ対応なら上記のセミナーに参加すれば、資料として無料で市役所から貰える・・と思います。約束はできませんが。
建物解体業者・空き家リフォーム支援事業・虹の架け橋住宅取得事業の説明も載っています。色々な情報が載っており、ためになります。
←「広報あがの2024年12月号」の4,5ページ(下)にも空き家の話題が載っています
← 市の広報誌を、お読みください。
(下)阿賀野市の隣、新発田市役所の空き家対策の資料です。A4版のチラシです。
←住宅取得 最大150万円補助の文字が
(下)「公社」新潟県宅地建物取引業協会 新発田支部・村上支部 合同研修会
2025年3月5日(水)新発田市生涯学習センター講堂が会場。 講師は「こころ亭久茶」(木崎海洋氏)
行政書士・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士 他 相続と不動産業に携わり37年の経験を持つ実務家。全国で年間140回を超える講演を行い7,000人が視聴しています。
「こころ亭久茶」で検索すると、ユーチューブ映像で「こころ亭久茶」さんの映像が幾つか視聴できます。御覧ください。ユーチューブ映像を視聴していると、参考になる話が多くあります。なんとなく相続や空き家について関心があるけれど、実際は詳しく知らない。そんな人はぜひ視聴してください。ためになります。
不動産業の方も頑張っています
(下)広報しばた 2025年2月3日号 表紙と中、1~6ページが、空き家対策のページ。カラー印刷版です。
(上)新発田市も空き家対策に力を入れています。空き家バンクの説明も有ります。広報には、新発田市の空き家は平成29年(2017年)に887軒。令和5年(2023年)には1113軒。6年間で226軒の空き家が増加しています。どの市も空き家増加です。
空き家と相続について → 空き家を売る方法もありますが、実際は簡単に売れません。売ろうとする住宅は立派で安価でも、隣家が空き家、又は外観の問題のある家が建っていたり。その家が建っている町内が仲が悪かったり、問題がある(?)人が近くに住んでいたり。道路幅は広いか? 消雪パイプが設置されているか? 駅から近いか? 住宅の間取りは購入するだろう若い人が好むか? 隣地との境界標があるか? 空き家の建っている地域は人口減少が激しい地域か? 学校に通学しやすいか? 売る土地は相続登記が完了しているか? 土地に昔の抵当権が登記されており、抹消しているか? 町内会費は高額か? 町内の祭りに参加義務はあるか? 古家を取壊すなら、取壊し前に境界杭を設置しておくのが無難。など、色々な問題や処理する事が多いです。 昔は相続というと、誰が何を相続するかで揉めたけれど、現在は土地所有者が高齢まで長生き。その為に死亡したら財産でなく、負の財産が多くなり相続放棄をする人が増えた。相続放棄の手続きは家庭裁判所で行う。司法書士や弁護士に依頼しなくても自分で行える。必要書類は死亡した人の除籍謄本、放棄する人の戸籍謄本。放棄申述書(亡くなった人や自分の本籍・住所・氏名・生年月日などを記入)。収入印紙800円。110円の切手3枚などを用意。注意しなければいけないのは、相続放棄手続きを家庭裁判所に受理されても、葬式の代金を死亡した人名義の通帳から引き出して支払い、又、死亡した人の携帯電話の使用料を自分で負担し支払うと、亡くなった人の負債が判明した時に相続放棄をしたからと言っても、負債金支払い義務から逃げれないこと。親孝行のつもりで、うっかり支払うと大変なことになります。相続放棄をするという事は、相続人でなくなること。相続人でない他人が亡くなった人の携帯電話料金を支払う義務は無い。つまり、支払うと亡くなった人の負債負担を相続人として負担すると認めた事になる・・NHKの「あさイチ」という番組(2024年11月18日放送)で説明していました。法律を良く知らないと後悔することになります。 空き家問題は大変です。阿賀野市の「空き家セミナー」で勉強しましょう!
(追記)相続放棄をすると住宅は空き家に。敷地は草だらけに。で、その地域の住宅環境が悪くなる。相続放棄をすると国の財産になるけれど、国は除草をしてくれない(と、思います)。近くにこのような土地建物があると、親から相続した自分の土地建物が売りにくくなる・・・ どう対処すれば良いのやら!
(下)阿賀野市で見かけた空き家。農作業所の空き家でしたが、数年前の大雪で屋根が陥没。その後の雨、台風、積雪の重みで建物が崩壊。(下)のような状態に。住宅は無事に建っていますが、同一敷地内に(下)のような建物の残骸があると売るのは面倒です。場合によっては野生動物が住み始めます。改善する良い方法があると良いのに!