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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第19章。「応用神経科学 : 怖がりやすい心を脳に結び直す / コンピーターを使った方法」です。p.318,最後のパラグラフから。
リサが12の時に家出して,警察に捕まって,連れ戻されました。またリサが家から逃げ出した後,児童保護局が介入して,それから6年間,リサは,精神病院,シェルター,グループホーム,アメリカ式養父母家庭,あるいは,路上で,生活をしてきました。どの場所も,長続きしませんでした。というのも,リサにはひどい解離と,自殺しかねない恐れがあり,施設職員が怖がったからです。リサは自分も傷つけましたし,家具は壊しますが,その後で,リサは何をしたのか覚えていませんでした。それで,リサは,人を操るのがお上手な嘘つき,という評判をもらいました。リサの話では,思い出すと,自分に起きたことを人に伝える言葉がなかっただけ,ということでしたけれど。
解離が猛烈に強く,これだけ自分も物も傷つけていた子が,静かに落ち着いていられるようになったんです。奇跡でしょ。
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