エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

も1つ、ニッポンの不幸

2016-07-18 10:49:10 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
ルターの生きる手応え
  ルターは祈りの人として、心の中にかすかに聞こえる「神の声」=「自分自身の声」に聴き従う道を見つけたのでした。 Young Man Luther 『青年ルター』p21......
 

 

  発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。子どもの状況や症状がどんなに重度であっても、希望の種は見付かるものですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.139の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 このような洞察について記す時、私どもは、ダメージが始まった発達段階に見合ったセラピーを体系化しようと決心しました。コナーのいろんな症状と成育史を注意深く見ていくとき、私どもが願うのは、一番ダメージを受けた領域を見極めて、どのようなセラピーが一番効果が出るように目標を立てます。

 

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)のセラピーでも、トラウマがあったのは、発達段階の何時頃に始まるものなのかを見極めて、その発達段階に見合うアプローチが必要です。

 したがって、発達トラウマ障害(DTD)のセラピーでも、発達段階の評価が必要です。したがって、発達トラウマ障害(DTD)の子どものケアは、心の発達段階をキチンと評価できないとできない、ということになります。

 発達トラウマ障害(DTD)のまわりには、言葉だけ偉そうで、しかも、内実は子どもっぽい人が多すぎるのが、ニッポンの不幸の1つです。

 

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