聖書の言葉 : 新しい契約ジェームズ・ヒルマンに学ぶ、2人が大事にし合う元型 「遊びのおばさんになりたい」 兄弟の様に人を大事にすることは、フロイトの場合、病気になっちゃうのはな......
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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
今宵は,シリーズで訳しているところはお休みして,脳の話。
「人殺し」という言葉を裏付けるために,日本の貧しい子育て環境が,脳をいかに破壊しているのかを知ってもらいたいと思うからです。そこで,脳の話の部分から,特に大切なところの翻訳をします。
第4章。「人生のためのランニング : 生き残りの解剖学」です。p.63,最後のパラグラフから。
トップ・ダウンでトラウマに対処するのか,それとも,ボトム・アップでトラウマに対処するのか,の違いを理解することが,トラウマを負わされるストレスを理解し,治療するために,一番大切なことです。トップ・ダウンでトラウマに対処するやり方は,見張り番(訳注:高次の脳の,前頭前野の内側の部分:MPFC 内側前頭前野,高次の理性脳が中心になってストレスに対処するから,トップ・ダウン)の働きを強めて,自分の体の状態をモニターします。マインドフルネスの瞑想,ヨガが,この働きを助けてくれます。ボトムアップでトラウマに対処するやり方は,自律神経 ANS(これは,これまで見た来たように,脳幹の中から始まります(訳注:生き残りのための,低次の脳である,脳幹や大脳辺縁系が,意識のコントロールを受けずに自動的に働くことです))の再調整を含みます。自律神経に繋がるには,呼吸,動き,タッチが必要です。呼吸をすることは,意識的にも,自動的にもコントロールできる,数少ない身体の働きです。この本の第5部では,トップ・ダウン方式で調整する力を育てる特別なやり方も,ボトムアップ方式で調整する力を育てる特別なやり方も,詳しく見る予定です。
子どものころに虐待をされたり,0歳,1歳の時に長時間労働のために母親が赤ちゃんの前にいないと,危険に反応する扁桃体が肥大し,サバイバル脳になってしまいます。発達トラウマ障害DTDの子どもや大人は,サバイバル脳のままですから,理性的に危険に対処できなくなっているんです。
今のニッポンの育ちの環境は,霊長類の進化の証,理性的な脳で,落ち着いて危機に対処できない人を大量生産する,黙示録的な危機があります。
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