イオンの存在を知らないクレウサとクスートゥスは、子どもを授けてほしくて、デルフォイを訪れています。
b. アポロの沈黙
しかし、もちろん、クレウサとクスートゥスは、アポロ神に同じ願をかけません。クスートゥスの願は非常に明瞭で単純です。「私は一人も子どもに恵まれません。呉あさとの間に子どもを授けてください」。しかし、クレウサには別の願があります。クレウサはクスートゥスとの間に子どもができるかを知らなくてはなりません。しかし、クレウサはまた次のように願をかけました。「あなた、アポロとの間に私は子どもが1人いました。また私は、その子が今も生きているのかどうかを知らなくてはなりません。アポロよ、私の息子はどうなっているのですか」
デルフォイに来た2人は、おんなじ願をかけることはなかったのでした。2人の間に秘密があったからです。
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