エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

脱抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の典型

2017-02-23 07:39:12 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
反抗こそ、今の時代、大事な人間力
   神様のユーモア 自由な息吹としての笑い 改訂版  神様のユーモア。この視点をくださったのは、東北大学で長く政治学を講じておられた宮田光雄先生です。......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.163の,第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 赤ちゃんの時期に親が赤ちゃんの相手にされずにしたら,忙しさにかまれて厳しい関わりをされたら学校に上がる頃には行動に課題のある子になりますし,お友達とうまく関われない子になる場合も,人の痛みに鈍感な子のなる場合も出てきます。これは悪循環になりますもんね。すなわち,いつもストレスホルモンに晒されて興奮状態になり,親といてもホッとできないのですから,その子どもは,周りを掻き乱したり,反抗的で,攻撃的になってしまいます。周りを掻き乱したり,攻撃的であったりする子どもは,仲間になれませんし,親からばかりではなく,教員や友達からも,さらに仲間はずれにされた,罰を受けたりすることになります

 

 

 

 

 これは,脱抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の子ども等の典型的なパターンです。でも,発達トラウマ障害(DTD)としては,比較的軽度なんですね。

 抑制タイプの発達トラウマ障害(DTD)の方がはるかに重度なんですからね。

 

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