エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

サルの実験室:ビクビクしたサルたち ビクビクした我々ニッポン人たち

2017-01-17 05:52:03 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
ガッテンはユッタリ
   共存共栄を確かにする道  相手の個性を大事にすることは、とっても大事。でもね、それが分かっているからと言って、相手の個性を大事にできる訳ではないの......
 

  発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.156の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 生まれてすぐに母親から取り上げられ、仲間達とだけしか一緒にいられなかった幼いサルたちは、仲間達とだけ強いつながりを感じるようになります。このサルたちは、死に物狂いでお互いにくっ付いて、まともに探索行動をしたり、遊んだりするほど、仲間から離れることができません。遊びが足りないと、平均的なサルにある複雑さや想像力に欠けるものですね。こういったサルは、ビクビクします。なれない状況に怖れ、好奇心はなくなります。遺伝的な予測に反して、仲間内で育ったサルたちは、ストレスに過剰に反応します。

 

 

 

 

 

 ここを読むと、集団志向のニッポン人がまさにこのサルですね。集団主義のニッポン人の特色は、ビクビクしてること、多様性=複雑さがなくユニフォームを着てるみたいですし、想像力に欠けていることでしょ。

 その訳がハッキリと解かりますね。集団主義のニッポン人は、信頼が、根源的信頼感に乏しい、ということです。

 

 

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