エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ:エリクソンの叡智 : 恥は怒り? 津久井やまより園

2016-12-02 06:08:29 | 間奏曲

 

 

 
最良の薬
   人を大事にすること  技術そのものを目的化してはいけないのですね。 p82第2パラグラフ。    人を大事にすることが、性的な満足...>続き......
 

 Chilhood and Society p.252から。

 

 

 

 

 

 恥は、人から見られているのに、まだ、見られる準備が出来ていないのです。ですから、まだ服を着てなかったり、寝巻のままだったり、「パンツが下がったまま」だったりするのに、人に見られる夢を見るのでしょう。…私は、恥は、本質的には、自分に向けられた激しい怒り、だと思いますね。

 

 

 

 

 

 鋭いですね。恥の人は、じっとうつむいて静かにしている感じもありませんか? ですけれども、同時に激しい怒りを内に秘めている、とエリクソンは教えてくれています。激しい怒りは内に向かっていますから、当面は、静かな感じがします。

 でも、その激しい怒りがたまって、それがいったん外に向かっていく時、それは、当人はもちろん、周りにいる人のコントロール出来ないような行動になってしまう場合が少なくない気がしますね。

 津久井やまゆり園の容疑者はこれだった、と感じています。

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