ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.246。最後の段落から。
もちろん、私どもの世界を子ども等にとって、安心と安全のあるものにすることは、簡単なことではありません。世界を子どもにとって、安心と安全のあるものにする、いろんな努力は、今の時代の最大の政治的議論に本気で取り掛かることに違いありません。グローバリゼーション、「母親戦争」、「経済的不平等(経済格差)」名前のある課題も少しはあります。アメリカは、子どもたちの課題に対して、口先だけのサービス以上には、歴史的に何もしていないに等しいです。民主党も共和党も、「家族の価値」という錦の御旗を掲げながら、多くの親たちや子どもたちに影響するような日々の課題に本気で取り組むこと等、ほとんどありませんでした。私がすべての答えを知っている、というんじゃないですよ。でもね、私が考えていることは、自分自身を社会的種だと理解することによって、ある種の能力と弱点のある脳で、同時に実際にやったものになる脳を持ちながら、正しい問いを問うことが少なくとも、出来るようになります。自分も人も大事にし、世話をする社会を作ることを探求する時、正しい問いを発することが、最良の出発点になります。
子どもの福祉を実現するのって、アメリカでも相当の困難なことが示されています。日本は、もっと困難かもしれませんね。
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