エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#ニューロフィードバック効果 #人と関わるのが心地よい #集中できる

2019-01-13 08:08:15 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの
 
#ど真ん中 #まん丸 #.長血の女 #スピリットが伝わる瞬間 #神様の命が回転する
 インターメッツォ: エリクソンの叡智 : ニッポンの学校教育が堕落している、その訳    MDMA(エクスタシーと言う麻薬)が魔法の薬になりませんように   ......
 

 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『大切にされなかったら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
 第19章。「応用神経科学:恐怖に急き立てられた心を脳にもう一回繋ぎ直す/コンピュータ関係工学」から。p.321,第3パラグラフ,4行目途中から。その前もご一緒に。



ニューロフィードバック開始


 まず,私たちがしなければならなかったのは,5通りあるニューロフィードバックの治療法の内,どれにするか決めることでしたから,週末に治療法を1つずつ,方針と治療のやり方を学ぶことになりました。6人のスタッフと3人の実習生が,様々な脳波や電極やコンピューターが示すフィードバックが複雑に絡んでいることを,よくよく調べました。訓練の2日目の朝,私は仲間のミッシェルとともにいた時,電極をミッシェルの頭の右側に,すなわち,感覚運動野に直接,付けて,11~14ヘルツの周波数を得ました。セッションが終わるとすぐに,ミッシェルがみんなを呼びました。素晴らしい経験ができたんです。ミッシェルの話によれば,いつもは,人が一緒にいると,たとえ私ども同僚とでも,何となくイライラして,落ち着かなくなる,ということでした。誰も気付きませんでしたが,彼は,結局は,評判のいいセラピストでしたが,いつも危険を感じていたんです。その感じがニューロフィードバックをした時にはなくて,安心してリラックスして打ち解けることができたんです。それから3年以上,ミッシェルは,いつも目立たないでいるところから抜け出して,様々な洞察と様々な意見を述べて,仲間のやる気を掻き立てるところまで,成長しましたから,ミッシェルは私どものニューロフィードバック・プログラムに一番貢献しているメンバーの一人になりましたね。

 ASN財団から支援を頂いて,これまでの治療で効果が出なかった患者さん17人に,最初の研究をしました。脳の正確な位置をターゲットに,これまでの脳画像研究(第3章にあります)が,トラウマストレスの間過剰に活動する領域をターゲットに,10週間の間に,20回のニューロフィードバックを実施したんです。

 感情語喪失症(訳注:「失感情症」と誤訳される場合が多い)に苦しむ患者さんが多かったので,治療の報告をしてもらうことは,骨でしたね。しかし,態度が口ほどにものを言ってましたからね。患者さんたちは,いつも,約束の時間に来るようになりましたからね。土砂降りの中を自動車で来るときもですよ。誰も,途中で治療をやめる人はいませんでしたし,20回のセッションすべてを終えた後は,PTSD得点ばかりではなくて,人と関わることが気持ちよくなったり,落ち着いていられるようになったり,自分を意識できる点でも,よくなったことを記録することができました。皆さんは,大騒ぎすることも少なくなりましたし,よく眠れるようになり,落ち着いて物事に集中できるようになりました



 ニューロフィードバック治療は実に効果的ですね。

 日本でも,大阪の岡田尊司さんのクリニックでできます。

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