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エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

セラピーは礼拝

2016-04-30 05:01:23 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
コンプレックスが強みに代わる時
  マルティンは、いわばコンプレックスの塊です。しかし、それが無駄でなかったのですね。 Young Man Luther 『青年ルター』p196の第3パラグラ...
 

 

 演じることが持つ治療効果は絶大ですね

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第20章 Finding your voice : communal rhyhtms and theater「自ふんの声を見つけてね:共通のリズムと劇場」p.333の、最後の行から。

 

 

 

 

 

 記憶のない頃から、人間は共同の礼拝を用いて、一番強力で、怖い気持ちに対処してきました。古代ギリシアの劇場は、記録がある一番古い劇場ですが、宗教儀礼から発展したものと思われます。その宗教儀礼とは、踊りあり、歌あり、神話の再演あり、でした。しかし、紀元前5世紀までは、劇場は市民生活の中心でした。そこでは、聴衆は舞台のまわりにu字型に座るのですが、そのおかげで、聴衆はお互いの気持ちも反応も見ることが出来たんです。

 

 

 

 

 

 昨日のヴァン・デ・コーク教授のBody keeps...のところて、演じることとキリスト教とをパラレルに論じましたでしょ。まんざら的外れでもなかったでしょ。ヴァン・デ・コーク教授も、古代ギリシアでは、演劇と宗教は同じことだと言いますもんね。

 セラピーは、演劇も含めて、極めて宗教的、セラピーは礼拝なんですね。

 

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