エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

大人でしたら、子どもに喜びをプレゼントするのが当たり前だ!

2015-08-24 06:56:56 | エリクソンの発達臨床心理

 

  rejectivity リジェクティヴィティ 「大事にする相手の仲間から、仲間はずれにしたい、底意地の悪い気持ち」の猛烈さが分かりますよね。無意識の暴力が働くからなんですね。

 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p70の第2パラグラフから。

 

 

 

 私どもの約束に従って、それぞれの人生の舞台に、その舞台ならではの礼拝を当てはめてみますね。大人でしたら、子どもの目に、ヌミノースの圧倒的な悦びを示す模範にならなくちゃあね。それから、悪いことは「ダメ」と言ってやり、理想的な価値を伝えてやらなくっちゃあね。ですから、大人になったら、礼拝が司れるように日々礼拝してなくちゃあいけませんし、礼拝を実際に司ってもいます。いろんな儀式に与ることが昔から必要でしたし、慣習でした。この儀式は、儀式に参加する人たちを価値ある存在と認めてくれますし、礼拝を司る役割を強めてもくれます。大人の礼拝のすべての要素は、generative 次世代を育むことと呼べるかもしれませんね。generative 次世代を育むことには、親らしいことをする礼拝、教える礼拝、物事を作り出す礼拝、癒しの礼拝などの補助的な礼拝もあります。

 

 

 

 

 

 「『正しいこと』を教える」のが好きな人は注視していただきたいですね。「教える」こと“教える礼拝”はあくまで大人の役割としては、 “補助的“ なものだということですね。大人の役割 “大人の礼拝” の中心は、子どもの目から見て、ヌミノース 圧倒的な悦びの模範になることですね。大人がヌミノース、天にも昇る、圧倒的な悦びを生きてないと、そりゃ無理でしょ。ですから、日頃から、そのような、圧倒的な悦び、それは結構静かな悦びでもあるんですが、そんな悦びの日々でありたいものですね。

 

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