仕事は、自分が全うになる一本道にも、終身刑にもなります。
Young Man Luther 『青年ルター』p.220のブランクの後から。
私どもは、自我、衝動、良心にある3つの時空すべてを生きています。どの時空を強調しても、私どもは違った人生を生きることになります。私どもは時に衝動に駆られることもあれば、良心の呵責を覚えることもあるでしょ。でもね、いつでも、自我の時空を優勢にして何とか生きようとするものです。「正しいこと」、武器、お金といった、全体主義的な力で、特定の世界観をしつこく押し付けられることがあっても、自我の時空を優勢にして生きようとします。
それだけ、自分が大事です。あるいは、自己コントロールすることが大事です。自己コントロールとは、この場合、他人をコントロールすることとは対極的ですね。自分自身を自分でコントロールすることで、人からコントロールされることでもなければ、ましてや、人をコントロールすることでは全くない。自分で自分を律すること、自分の中に自分の法則を持つことです。それが、オートノミー=自分の“オート”の法則“ノミー<ノモス” なんですね。まぜなら、それぞれの人は、自分の心に、かならず、オリエンテーション、心の向きがあるからですよね。
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