幸せは、意外に手近にあるものらしい。
p3の下から7行目途中から。
2人がこのように恋に落ちるのは、自分自身の売値限度額も考え合わせて、人気市場で一番の掘り出し物を見つけたな、と感じる時なんですね。不動産を買う時みたいに、これから値が上がるかもしれない、隠れた可能性が、この買い物では物を言います。カネ勘定がいきわたった文化で、しかも、カネが儲かることが何よりも大事な文化では、人を大事にする関係でさえ、消費財や労働市場を司る交換パターンと同じパターンになるのも、今更驚きませんよね。
人を大事にする時でさえ、モノ扱い。自分はなるべく高く売って、なるべく掘り出し物を見つけようということになりますもんね。それだと、「自分が得すること」しか考えなくなっちゃうでしょ? でも、それだと、ホントに大事にこと、人を大事にすることや、人間らしい暮らし、自由といったものが、蔑ろにされちゃいます。
これじゃぁ、お金はあっても、心からの悦びを見失ってますよね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます