![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/2b/d747b7cb8101b2293ff7e87b39cee165.jpg)
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.160の、第3パラグラフ、8行目途中から。
ストレスホルモンを出し続けて、現実の脅威や想像した脅威に対処する生理システムがあるために、言葉にしたり、微細運動をしたりすることが難しくなります。自分をコントロールすることに全精力を使い果たしてしまうので、学校の勉強などに注意を払えないのが普通です。学校の勉強などは、生きるのに直接必要ではないでしょ。また、過覚醒を起こしてしまうので、動揺してしまいがちです。
山田洋次監督の「家族はつらいよ」。コマーシャルにも使われた、「お父さんがストレスなの」と、吉行和子さん演じるおばあちゃんが、橋爪功さん演じるおじいちゃんに言う場面がありましたね。 今の子どもは、多くの場合、「お母さん(お父さん)がストレスなの」と言う情況です。お父さん、あ母さんが、自分ひとりで抱えきれないほどのストレスを抱えている場合が、非常に多いからです。
ですから、赤ちゃんの頃から、子どもはストレスホルモンが過剰に出続ける結果になります。
学校で落ち着かなかったり、肩を丸めてたりしている子どもがたくさんいるのは、こういう背景があることに思いを致さなくてはなりません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます