エネルギーを生かすも殺すも、自分次第です。
今日は、Young Man Luther 『青年ルター』、第Ⅷ章 終章(エピローグ)のp.255の、第3パラグラフから。
第2の危機は、幼年期の危機ですが、のちのち人間の意志となるものの、赤ちゃんの頃の源を育みます。それは、意地からわがまままで様々です。この危機を乗り越えることは、ひとりびとりが、オートノミー自律の感じが主な心の傾きになるのか、あるいは、恥と疑いの感じが主な心の傾きになるのか、が決まります。人が強すぎるわがままに制限を加えるので、不可避的に大人と子どもの関係を支配する正義に対して疑いが生まれます。この疑いを大人たちがどのように解決するのか次第で、無傷の意志と自省、反抗と責任を結び付ける力を将来もちうるのかどうか、が決まってしまいます。
ここは決定的に大事なところです。子どもの行動は、大人と子どもの関係を支配する正義を試すことが非常に多いからです。大人が子どもの弱みにつけ込んで生きているのか?、それとも、大人も子どもも同じルールに従っているのか?を試すことが多いんです。ウソとゴマカシが広まった今のニッポンでは、圧倒的多数の場面で、大人が子どもの弱みにつけ込んだ関わりばかりです。
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