話しても大丈夫だよ、という安心感が一番大事。
ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.247、第3パラグラフから。
私どもは、この少年の心の中の「安全な島」を作り出すことからはじめました。つまり、どうしたらいいか分からなくなったり、怖くなったり、とっても腹が立ったりした時にいつでも、自分を守ってくれる、身体、姿勢、活動という味方、を見つける手助けをすることです。こういった味方は、迷走神経の外側にあるのが普通です。迷走神経のために、心臓が、腹が、のどが、バクバク、グルグル、ヒリヒリしちゃいますし、味方になってくれる身体、姿勢、動きは、トラウマと折り合いをつける味方になってくれます。
役立つことって、本当に具体的ですね。ヴァン・デ・コーク教授は、動揺しやすい発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども等に関わる時には、まず迷走神経で体が変調をきたす時には、それとは別の身体、姿勢、動きの中に、自分を安心させてくれるものがないか、探してもらう訳ですね。その「味方」を頼りにして、患者さんたちに自分のトラウマと折り合う道を、一緒に探していくらしい。
弘法大師ではありませんが、同行二人、という訳でしょうね。
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