食べられない 一日一膳 子どもの貧困 No.3日本に満足に食べられない子どもがたくさんいる、と言われて、どれほどピンと来る人がいるのでしょうか? 昨年の9月にクローズアップ現代で、子どもが満足に食べら...
今晩も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : defelopmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の7日目。
序章(イントロダクション)の「間違った診断をされるケース」の後半。
トラウマに繰り返し晒されつづけると、いろんな種類の情緒的で、しかも、行動上の課題によって特色付けられる、いくつもの発達が道が、御膳立てされることになるかもしれません。そのいくつもの発達の道が、ありとあらゆるDSMの診断に当てはまることになるかもしれません。たとえば、国の併存疾患研究、協力者の数は5,692人ですが、これを分析して、パットラム等が分かったことは、子ども時代のトラウマが4つ以上あって、家族が家族の体をなさない目印をいつくも報告した大人達は、生涯で平均6.23(+-0.3)個のDSMの診断のDMS-Ⅳの診断基準を完全に満たす、ということでした。しかしながら、男性の19%、女性の54%だけが、生涯の中で、PTSDの診断基準を満たすのみだったんですね。薬物やアルコールによる虐待、パニック発作、大うつのエピソードと大うつ病、周期的な露出狂は、男女を問わず、共通する併存する病気でした。
発達トラウマ障害の人は、「発達トラウマ障害≒愛着障害」という診断名できちんとアセスメント、診断しないかぎり、いろんな併存する病気で診断されて、きちんとした治療、セラピーが出来ない、ということですね。
しかし、昨日もこのブログで記しましたように、最大の問題は、本来は治療教育のために使うべき税金を、発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもを、いっそう傷つける虐待の為に使うことが、一般的になっているところに、「専門家」が無責任なアセスメントをすることの罪深さが、溢れ出している訳です。
「専門家」が自分の社会的ステータスを守るために、PTSDの定義を、自分の研究の枠組みに押し込めることの、罪深さですね。
ヴァン・デ・コーク教授が教えてくれましたように、PTSDは「安心・安全で、約束に基づいた、見通しと一貫性のある養育のやり方で育てられた子ども達が、一回の事件・事故によるトラウマの影響を捉えるのに相応しい診断」ということを、「専門家」は知らなかった。すくなくとも、現場で実際に心理臨床に携わる者に、伝えず、ゴマカシた。いずれにしても、それが、発達トラウマ障害≒愛着障害の子ども達にもたらした悪影響は、計り知れない、と私は考えますね
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