エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

すべてに時期(とき)がある

2015-04-06 06:26:37 | エリクソンの発達臨床心理

 

 思春期以前を潜在期としました。

 The life cycle cpmpleted 『人生の巡り合わせ、完成版』、p27の第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 器官システムの漸成説、エピジャネシスについて、発生学者が言っていることを引用したように、私が望むことは、読者諸兄は、あらゆる成長と発達は、似たようなパターンを示すかもしれないという、蓋然性を「聴いて」ということです。発達の漸成説の流れでは、それぞれの器官には、その器官の時がある、ということです。それは、器官の位置と同じくらい重要な因子です。もし、眼が適当な時期に発生しなければ、「眼は十分には発達できないでしょう。というのも、別の器官が急速に発達する時期がきちゃうからです」(ストッカード,1931)。

 

 

 

 

 

 身体の部位、たとえば、眼が発達する時期がある。そのタイミングを逃してしまうと、眼は十分に発達しない。心もそうだという訳です。信頼が発達する時期に、そのタイミングを逃してしまうと、十分には発達しない。恐ろしいほどの類似性がありますね。

 

 

 

 

 

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