エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

現世考: 背番号42の勇気

2017-03-22 02:22:17 | 間奏曲

 

 

 

 

 

 

 
癒しのやり取り  役立たずの無知な「専門家」の授業
   加藤周一さんの視点  「あなたにとっても、最も好きな(フェイヴァリットな)思想家は誰ですか?」と訊かれたら、私は「加藤周一さん」と申し上げます。ま......
 

 

 久しぶりに,BSで,映画「42」を見ました。封切当時,新宿ピカデリーで見まして,その後,WOWWOWでも,見たので,少なくとも3回は見たと思います。WBCで野球がニュースになることが多いでしょ。この映画は,黒人初のメジャーリーガー,ジャッキー・ロビンソンの物語です。

 印象的な場面が少なくとも2つありますね。何度見ても,そこが印象に残ります。今宵は,その内の1つを取り上げたいと考えました。

 それは,チャドウィック・ボーズマン扮するジャッキー・ロビンソンと,ハリソン・フォード演じる,ドジャースのジェネラル・マネージャー,ブランチ・リッキーのやり取りの場面です。2人は,契約に先立ってやり取りしますが,リッキーは,契約の条件を1つだけ出します。それは英語では,

 No, No,  I want a player who has got the guts not to fight back.

 それは,ジャッキー・ロビンソンが,「You want a player who has got the guts to fight back?  あなたは,仕返しをする勇気もない選手が欲しいんですか?」と問われて,ブランチ・リッキーが応えた答えです。

 「いや,ちがうぞ,私が必要なのは,仕返しをしない勇気のある選手だよ

 ジャッキー・ロビンソンは,このブランチ・リッキーの出した条件に忠実に応えて生きましたね。ジャッキー・ロビンソン背番号42は,メジャーリーグすべての球団で唯一の永久欠番だ,ということです。

 私どもも,そんな大胆な勇気をもって,陽気で楽しく,生きたいものですね。

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