エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

アインシュタインとフロイトは、相容れないように見えて、通底する不思議

2015-12-08 06:53:47 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
モノ、カネさえあれば幸せだったはずなのに…
  モノを追いかけると、人間もモノになっちゃいます。でも、どうやらそれだけでは、すまないらしい。    ...
 

 

 無意識には、大釜がグラグラするようなエネルギーがあって、しばしば、大やけどの元のなります。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p97の、第2パラグラフの6行目途中から。

 

 

 

 

 

さて、私が「アインシュタインの百年祭」でご指摘したように、アインシュタインとフロイトは、それぞれが、お互いの方法論に疑問を感じていたんですね。しかし、相対性理論の原理は、あるいは、すくなくとも、アインシュタインがお気に入りの、相対性理論の原理の絵の1つは、フロイトの根源的な方法論にも当てはまるんですよ。

 

 

 

 

 

 アインシュタインの相対性理論とフロイトの精神分析理論は、見た目では相いれないらしい。しかし、相対性と言う観点は、精神分析にも当てはまる、とエリクソンは言います。それは明日翻訳するところに出てきますけれども、精神分析は、クライアントとセラピストの2人が、共働でするものだからです。この2人の関係が、いわば、相対性なんですね。

 


 

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