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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
今宵は,シリーズで訳しているところはお休みして,今日も,脳と身体の話。
「人殺し」という言葉を裏付けるために,日本の貧しい子育て環境が,脳をいかに破壊しているのかを知ってもらいたいと思うからです。そこで,脳の話の部分から,特に大切なところの翻訳をします。
第4章。「人生のためのランニング : 生き残りの解剖学」です。p.66,ブランクから。
心がバラバラの解離と甦り
心がバラバラになる解離は,トラウマの本質です。圧倒される体験は,バラバラにされて,カケラになってしまいますから,トラウマに関わる,いろんな気持ち,いろんな音,いろんなイメージ,いろんな思い,いろんな体感が大事になります。記憶から剥がれてバラバラになったいろんな感覚が,今ここに侵入して,そのいろんな感覚が,文字通り,甦ります。トラウマが解消しない限り,ストレスホルモンという,身体がその働きを黙って守ってくれている働き,自衛的ないろんな働き,いろんな感情反応が,繰り返され続けます。しかし,スタンさん(訳注:自動車事故を体験した)とは違って,自分の「狂った」気持ちと,いろんな反応と,繰り返されているトラウマを負わされる出来事が,みんな関係しているんだ,と,気が付かない人がとても多い。トラウマを負わされた人たちは,「なんでこんな些細なことに,殺されるかもしない時みたいに,なっちゃうんだろう?」と思っています。
セラピーの中で,この結びつきを話せる場合がありますけれども,そんなことを言われると,「ヘッエー,知らなかった」と,判を押したように言いますからね。それに気づいただけで,大進歩です。
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