ペネベーカーさんの実験アメリカだと、言葉を用いた発達トラウマ治療でも、すでに30年の歴史があります。 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : ......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.167,最後のパララフから。
DSM-Ⅴと同様,「研究領域診断基準(RDoC)」の枠組みも,精神疾患を「脳の障害」と考えました。つまり,それは,将来研究費が貰える研究は,脳の回路や精神疾患の元になる「他の神経回路の尺度」を研究するものになる,ということです。インセルは,「ガンの診断基準や治療を変えた大事な薬」にようなものだと,「研究領域診断基準(RDoC)」を見なしています。精神疾患は,しかしながら,ガンとは違います。人間は社会的動物ですから,心の病気には,他の人とうまく関われないこと,人になじめないこと,仲間になれないこと,同じ波長になれないことも含まれますでしょ。
心の病気は,対人関係の病気でもあるんですね。
高校生くらいの発達トラウマ障害(DTD)の子どもたちの心理面接のきっかけも,そのほとんどが,友達とうまく関われない,ということですね。
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