エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#手術中の麻酔切れの人の症状は重症

2017-09-13 02:21:11 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

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   パレーシアステス、登場!   エリクソンの関心は、ルターがどうやって自分を確かにさせたのか、と言う点でした。 Young Man Luther 『......
 

 ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?

 第12章。「思い出すのが,耐えられないほどの重荷」です。p.200,第8パラグラフから。ナンシーの話の続き。

 

 

 

 

 「45ふんの私の人生にも,私の知らないままの自分がたくさんあるんですよ。私の記憶は不完全で,バラバラですが,何があったのか理解するために,すべてを知る必要はない,と思うようになりました」。

 「恐れが引くと,恐れをコントロールできたって分かる。だけど,私にそれができるかって疑う気持ちもあります。過去に引き戻されることがとっても強い。つまり,それは私の暗部でしょ。私はそこによく行くんです。戦いは,私が生きてることを知る途中なのかもわかりません。生きる戦いの繰り返しなんですから。その戦いに明らかに私は勝ったのに,勝った気になれないんです」

 

 

 

 

 

 つらいですね。生き延びてきたのに,生きてる手応えがない。

 本当に大人になってからの体験でも,幼い時から虐待された人みたいになんですね。手術中の麻酔切れの人に出会ったことはありませんが,ずいぶんひどい状況です。

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