エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

自分がまず、落ち着き、集中しなきゃ

2016-05-15 02:19:42 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
日本のジャーナリズムの現状を嗤う  3訂版
    日本のジャーナリズムは冬の時代。フリーズしてます。硬直してます。    先月、古賀茂明さんが、神保町の岩波セミナールームで...
 


 

 発達トラウマ障害=愛着障害の子どもに、罰とエサ、怒鳴る、その場しのぎの弥縫策与えるような関わりは、虐待です。 大事な関わりは、本当の自分が出てくるのを待つこと、言葉にならない気持ちを大事にすること、≪約束≫に基づいて一貫した関わりです。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.244の、最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 私が自分の仕事から学んだ最高の教訓は、何かをする前に、注意を払い、心の声を聴く時間を、単純にキッチリと掛ける大切さです。私どもの脳にあるミラー・ニューロンのお陰で、誰か他の人が落ち着き、集中するのを助ける、一番善い方法は、まず、自分自身が落ち着いて、集中することですね。それから注意を払うだけです。

 

 

 

 

 

 ブルース・ペリー教授も、長い臨床生活がおありなんでしょう。発達トラウマ障害の子どものことを実によくご存じですね。

 自分が落ち着くためには、発達トラウマ障害の子どもがする、人をイライラされたり、不安にさせたり、攻撃的にさせる言動を、前にしても、イライラしたり、不安になったり、攻撃的になったりしない根源的信頼感の豊かさが試されます

 発達トラウマ障害の子どもは、悪い良心の大人達では、歯が立ちませんね。それがもう、明らかになっているでしょう

 

 

 

 

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