日本のジャーナリズムは冬の時代。フリーズしてます。硬直してます。
先月、古賀茂明さんが、神保町の岩波セミナールームでやった講演、参加したかったけれども、参加できませんでした。それでも、youtubeで見て、大変参考になりました(https://www.youtube.com/watch?v=mXO3Kfjdz6Q)。NHKのニュースは言う及ばず、報道ステーションにしても、朝日新聞までも、相当権力の広報機関になっているのが、日本の悲しい現状です。古賀さんの講演の中でも、古賀さんが外国特派員協会で講演した後の「ぶら下がり」「囲み取材」が酷い、と言っていたので、どんな感じかなぁ?と思って、それを見てみました。
あるいは、
https://twitter.com/kogashigeaki
その他でも見られるようです。
日テレとフジテレビの記者の質問にあきれたと、古賀さんは講演の中で言うのですが、わたしも見たんですが、開いた口がふさがりませんでした。
古賀さんが言ってることが、この記者たちは理解できないみたいです。「“ バカ丸出し ” とはこのことだなぁ」と感じました。まず、日テレの記者もフジテレビの記者も、「何のために」報道に携わっているか、を日ごろから考えないようにしていると感じました。古賀さんの「打ち合わせなしの発言」「(古賀さんの発言に)関心のない人もいるのに、自分の意見を言うことは…」などを批判して、無自覚に権力にすり寄ってんですからね。権力が嫌がる真実を国民に伝えて、国民の知る権利を保証するためにジャーナリズムがあるということを忘れてんです。情けない。あの人たちには、ジャーナリストというよりも、お役人の臭いがします。それは加齢臭や汚物臭より、臭い臭い。
テレビ局の社員の給与は、非常に高い。介護職の人の倍は貰ってるでしょう。だから、高い給料をくれる会社と自分のために働くんであって、社会やジャーナリズムの使命のために働くんじゃない。メディア教育に携わっている友人もいるので、言いにくいんですが、ジャーナリズム教育が、方法論・技術論に流れてるんじゃないかな?と感じます。たとえば、内村鑑三らが、日露戦争の際に非戦論を主張して、万朝報を退職した歴史や、ジャーナリズムの精神についての学びが不徹底、不十分なんじゃないかな? あんな阿呆記者は、ジャーナリストとしての使命をドブに捨ててるってことも、お感じでない。日々のテレビ報道が、あんな連中のレポートや取材に基づいてると思ったら、もうテレビのニュースやニュース解説は見てらんないなぁと考えますね。
その点、断然ネットが良い。放射性管理区域で保管しなくちゃならない、10,000ベクレル以上の放射性物質ブラックボールが、東京都内はじめ、東北から関東の、そこらじゅうに転がっていることを教えてくれたのも、ネットで、しかも、ジャーナリストではない、小出裕章さんでしたし、今回、報道の自粛もしないと宣言しているのも、ジャーナリストではない、古賀茂明さんで、しかも、その発言の多くは、報道ステーションの一件以降、テレビではなく、ネットです。
新聞やテレビの報道に関わる人たちよ、広報機関になっている自分を、まず嗤いなさい!
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