小学生と安倍政権 子どもに不信を植え付けています。改訂版そして、小学生のことを考えることが、今私どもは、どのような社会に暮らしているのか? を考える上で、一番大事な点かもわかりません。 私どもは、どんな社会で暮...
日本では、長時間労働、長時間通勤が当たり前ですから、ネグレクトが一番多い。長時間労働が、発達トラウマを作り出しているのです。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」に入ります。p.233、真ん中あたりから。
数え切れないほどの世代の間、人間は小グループで暮らしてきました。それは、40~150人の集団で、お互いに近しい関係ですし、寝食を共にしていました。遅くても、西暦1500年には、ヨーロッパの平均的な家族のグループは、だいたい20人くらいでして、心の奥底から繋がり合って、暮らしていました。しかし、1850年までには、近しくして暮らしている家族のメンバーの数は10人に減りましたし、1960には、その数は5人に減りました。2000年の1世帯の平均的な数は、4人以下になり、アメリカの26%は、ビックリするのですが、お一人様です。
このようにして、西洋の人たちも、心底繋がって、寝食を共にして生きる力が弱くなりました。アメリカではこの本が出た2006年当時、単独世帯、お一人様が26%だと言います。日本では2014年、単独世帯は27.1%です。日本も、心底繋がって、寝食を共にして生きる力が弱くなってます。
生き物としての根源的な繋がり。アメリカ人も、日本人も、その繋がりを見失って、得体のしれない不安に侵されているのです。
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