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ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体はその傷を覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』
第12章。「思い出すのが,耐えられないほどの重荷」です。p.193,最後のパラグラフから。
たとえば,「ショッピング・モールで迷子」になった経験,と言って分かることを考えましょう。大学の研究者たちは,実際にはあり得ないこと,たとえば,ショッピング・モールで子どもになって迷子になることを記憶する記憶を植え付けるのは,かなり簡単だと言ってきましたでしょ。この手の研究では研究協力者のだいたい25%人が,のちのち「びっくりしましたね」などと「思い出す」ことになりますし,こまごましたことは忘れてさえいますよ。でもね,そういう思い出には,迷子になって子供が実際に経験するハラワタに染み入るような恐怖心は,微塵もありませんからね。
いわゆる実証的な研究は,ヴァン・デ・コーク教授がここで紹介する類の研究で,研究はやりやすいのですが,役に立たないものが多いですね。
やっぱり,レイチェル・カーソンがいう,「知る前に感性」が,臨床では問われます。
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