私どもも、「死ぬのが愉しみ」と言える老賢者になりたいものですね。
The life cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』、p63の第2パラグラフから。
もう一度右上の角に戻って、対角線上を一つ引き返して、老年期の前にあるgenerative 「次世代を育む」舞台にもう一度入りましょう。しかし、ライフサイクルの表では、「後で」は前の項目の後続版というだけの意味で、前の項目がなくなってしまう訳ではありません。実際、老人は、「大きく」次世代を育む働きを守ることができますし、また、守る必要もあります。なぜならば、家族の生活が、いき違いから、中断してしまうために、高齢になってから、イキイキとした関わりが失われてしまっています。このイキイキした関わりが、イキイキとした暮らしを保つのに必要です。
高齢者になると、次世代を育むことも卒業、と思われがちでしょ。でもね、その一つ前の成人期が、次世代を育むことが徳目になる以上、それが高齢者になっても、「次世代を育む」ことがなくなる訳てはない。高齢者になっても、イキイキした関わりがあればこそ、イキイキ、ピチピチ生きることができます。
エリクソンのライフサイクル理論は、高齢者もイキイキした関わりを保ち、次世代を育む力があることが、高齢者自身がイキイキ、ピチピチ生きる上で必要です。
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