アメリカでは、おおよそ40%の子どもたちが、大人になる前にす、トラウマになりかねない出来事に、少なくとも一回は出くわします、と言います。日本では、もっと多い感じです。日本は、長時間労働、長時間通勤が基本ですから、とにかく、ネグレクトが一番多いケースです。積極的に暴力をふるってる訳ではないので、ネグレクトの親の方も「病識」がないのが普通です。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」に入ります。p.233、真ん中あたりから。
核家族の崩壊は強調し過ぎですけれども、大きな家族、すなわち、人の社会的繋がりという根源的な生き物としての絆は、その解体についてはあまり論じられることがないけれども、少なくとも、核家族と同じくらい大切なことです。レオンの物語を思い出すかもしれませんが、身も心も魂までも健全な子どもになんとか育てることが出来る若い夫婦と、1人の親、もしくは、両親ともに、何物かに心奪われ、子どもの相手に真面にならない、ネグレクトの場合では、事情は全く違うのは当然です。
日本でこれだけ発達トラウマが多い最大の原因は、日本の労働政策があまりにも貧困である結果の、長時間労働です。
日本では、長時間労働が発達トラウマを作り出しているのです。
長時間労働が解消しただけで、貧困問題、保育の問題、介護の問題など、かなりの社会的課題が解消するはずです。
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