
今朝の聖書の言葉はνὓν,ヌン,今 です。
この言葉が出てくる一番有名なのは,『新約聖書』のパウロの出が見の1つ「コリント人への第二の手紙」第6章でしょうね。
「 苦楽の彼方の救い
6章 1(神の)協力者として、神の恩恵をむだに受けないようお勧めします。2神はいわれます、「わたしはよい時にあなたの願いをかなえ、救いの日にあなたを助けた」と。じつに今こそ恵みの時、今こそ救いの日です。」
恵みや救いは,将来願いがかなった時に来るもの,あるいは,「昔はよかったね」と郷愁にかられた時には,昔にあるもの,と思いがち。
でも,恵みや救いはいまここ,眼の前にあんですよ,と言うのが,聖書の神様の示す真理ですね。
ですから,恵みや救いは,大それたものじゃない。極めて日常的なもの。それは,呼吸法のマインドフルネスにも通じますね。いまを感じて呼吸を整えると,おだやかな感じ,静かな感じになれる。そのおだやかな感じ,静かな感じの中から,感覚が覚醒されて,いまここがいかに素晴らしい時なのかに気付いていく…。それが腹の底からの喜びをもらたしてくれる…。「生きてるだけで儲けもの」というのが,セリフとしてではなくて,体感として実感できる…。
すると,対人関係,自然や宇宙との関係,真理や≪超越≫との関係が,非常に活き活きとした,対話的なものになりますね。そこで,また,腹の底から湧きだすような喜びを貰えます。
今は恵みの時,今こそ救いの日,として,皆様も,いま を生きてくださいね。
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