ヴァン・デ・コーク教授が、震災前から、今のニッポンの子ども達の状況を言い当てていました!「全会一致が当たり前」と「全会一致は無効」のあいだ 日本では、「全会一致が当たり前」。クラス会、シャンシャン総会、市議会、県議会、閣議、国会。「......
電通の新人職員が,過労自殺して問題になりましたね。電通は昨日4.12/2017,「過労死防止のための社内研修会」を行ったそうです。その席に,過労自殺させられた女性の母親が参加した,という記事がでましたね(http://www.sankei.com/affairs/news/170412/afr1704120038-n1.html)。その母親は「軍隊のような社風を変えてもらいたい」と訴えたそうですね。
軍隊のような社風,それは電通だけじゃぁないでしょうね。文字通り,日本軍の後裔である,自衛隊,警察も,上意下達,組織内のイジメが多く,したがって,組織内の自殺も多い,軍隊のような社風の組織ですね。あるいは小学校,中学校などの学校も,日の丸・君が代の強制や,中間管理職をいくつも作ったりして,軍隊のような社風の組織になっていますね。自殺や心の病気になる人が多いし,OECDの中で,教員の自尊感情が一番低いのが,ダントツで日本でしたね。自信のない人が,子どもという弱い立場の人を,下にして,自信を取り戻そう,という「悪い良心」のカラクリに絡め採られている教員が,実際にとても多いんですね。
でも,過労死,過労自殺があるから,長時間労働を是正しよう,という論調には,非常に違和感がありますね。一日8時間労働,という労働基準法のルールを守ろう,という法治国家として当たり前のことを,まったく議論しないで,三六協定に代わる,別のルール破りを作ろうとしてますでしょ。
私は,発達トラウマ障害(DTD)がパンデミック(大流行)で,少なくとも子どもの半分が,いま,発達トラウマ障害(DTD)である最大の原因は,低賃金・長時間労働のニッポンの労働政策の悪弊のためだ,と考えます。極端な虐待,極端なネグレクトが,発達トラウマ障害(DTD)の激増,パンデミック(大流行)の原因ではないからです。母親が低賃金・長時間労働であるために,保育所に預けるだけでは足りずに,おばあちゃんや親せきなどにお迎えを頼んだりするような子育てをしている,日本ではごく当たり前の子育てが,結局は子どもにとっては,ネグレクトになっている場合が一番多いんです。
ですから,過労死・過労自殺があるから,低賃金・長時間労働を是正する必要があるんじゃない。子どもを日々傷つけて,発達トラウマ障害(DTD)にするような働き方を大人に強いられて,低賃金・長時間労働を、このままにするのは許されないから,低賃金・長時間労働を是正しなければならないです。
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