「自分で決める」とガマンの間「自分の感じ」。初めて聞くようで、それでいて、日常的に使っている感じもする言葉でしょ。これは日頃あまり意識してない方が普通ですから、ご安心を。「自分の感じ」とは、......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.133の、最後のパラグラフから。
ローランド・サミットが、今や彼の古典的研究となった『子ども性的虐待適応症候群』の中で書いています、「手引き、脅し、悪口、独りぼっち、どうしようもなさ、自分が悪い感じは、子どもが性的虐待されたという恐ろしい現実から生じます。子どもが性的虐待されたと言う秘密を洩らそうとしても、大人が黙っていたり、信用しないために、挫かれてしまいます。『そんなことは気にしないの』、『家でそんなことあるわけないでしょ』、『そんなに恐ろしいことを考えてるの?』、『私に2度とそんな話は持って来ないで』、『普通、子どもはそんなことは聞いてこないものですよ、そんな話はしないものですよ』」と。
子どもが性的虐待された時にも、それに馴らされてしまう。恐ろしいことですね。しかも、それは、性的虐待する者以外にその話を子どもがしても、相手にしない大人がい続けることで固定化してしまう。助けてくれる大人が一人もいないから、性的虐待にもなれざるを得ない…。恐ろしいことですね。
でも、子どもは、言葉にできなくても、「何か変だ」、「何かがおかしい」、「何かが病んでいる」とは感じているものです。子どもは鋭いものです。ですから、どんなの辛いことでも、どんなに悲しいことでも、それを誰かが「ハッキリ言葉にすること」が、子どもの救いの初めになります。
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