エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: 沈黙の後の、悦びの言葉

2016-10-29 07:55:37 | 間奏曲

 

 

 
柔道や剣道も、愛着障害の子どもの治療に役立つ?
   集団を超える≪超越≫  加藤周一さんによれば、日本人はその1000年以上に歴史の中で、集団を超える≪超越≫に関わったのは、鎌倉仏教くらいだ、と言い......
 

 

  ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction、p.97。昨日の続き。

 

 

 

 

 

 沈黙は、魂を養うための王道です。沈黙せずにいたら、話す言葉は中身がなくなります。さらに申し上げれば、沈黙に留まることを通してこそ、御言葉は頭でっかちなものから、真心に響く言葉へと深まります。心も頭も、自分の言葉でいっぱいいっぱいでいる内は、御言葉が真心深く染み入ることもなければ、心に根を張ることもありませんもんね。

 

 

 

 

 御言葉は「何でこんな目に合わなければならないんだろう」と散々恨み節を歌った後に恨み節に疲れて、沈黙せざるを得なくなった時その意味するところが分からず、それだからと言って、捨て去ることなく心深くに刻み付けて置いた時向こうから、フゥッ と、真心に響く音色のように、言葉にならない悦びと共に、やってくるものですね。

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